- 8mm
終わっていく3年と8ヶ月
僕たちはお互いを見つけられない
目を閉じれば浮かぶのは君なのに
君なのに
最初の日 冗談でやってみた
いつからか逢う度に
撮影(まわ)してた
小さな8ミリカメラ
- Boku Note
耳を澄ますと微かに聞こえる雨の音
思いを綴ろうと
ここに座って言葉探してる
考えて書いてつまずいて
消したら元通り
12時間経って並べたもんは
紙クズだった
君に伝えたくて 巧くはいかなくて
- Denwaki
不安定な欲求 遅れてくる新聞
僕はいつももどかしく見ているよ
東京の朝を迎えた
特に思うことは何もなかった
愛のある生活 愛のない生活
子供心 大人びた言葉
とりとめのない物が
僕の暮らしを彩っているらしい
- Golden Time Rubber
I can’t concentrate, my body is still hesitating
If I’m shaking, even with control the picture blurs
Neither the sun nor luck completely faces my way
‘But I still have to do it,’ I mutter as if telling myself
The situation is bad, but to simply run away is gutless
I have no prospects, but I’ll have to clear it with courage
While holding down my urges, I search the distance for my target
- Hello Especially
アジサイがさよならを告げたら 夏の風をまた迎えよう
育った街を遠く離れて 季節を跨いできた
たまには手紙を書いてみるよ どっかにポストカードでもあったっけ
懐かしい顔に向けてほんの数行ノスタルジーを
チュル チュルチュ チュ チュ チュ チュルチュ 調子はどうですか?
チュ チュルチュ チュ チュ チュ チュルチュ 忙しくしていますか?
- Ice Cream Syndrome
関係はいたってフラットだ 何でも話せるくらいかな
付き合いは長いが 何も変わらないよな
せっかく用意したムードも 茶化されて終わってしまうんだよ
打ち明けられないまま カッコもつかないまま
太陽は暑く照っている Tシャツが汗ばんでいる
ジメッとした僕みたい いつまでも乾かないや
- Ishikoro Days
河川敷で探す
水を切ってハネる石コロ
誰よりも早く遠く
飛ばせたヤツが一番になれる
淡い願いを乗せた
サイドスローで見かけた空は
薄雲がかかったような
冴えない色をしていた
- Line
「せっかく晴れたから」って
言い訳をひとつ放り投げ
ガレージから勢い任せ 飛び出した
目的地は南へ
踏み込んでいくペダルは海の方
地図なんて見ない
決められたようなルートはイヤ
誰かの轍は足が取られて困る
- Matane.
たった今僕の前で
一つ恋がひび割れた。
少しの不注意で
取り返しがつかぬくらい。
痛い 痛い 痛い ...涙。
感触は指が知っている。
声は耳から離れない。
綺麗な首筋と
- Melodrama
君の香りがまだ鼻につく部屋
やめたタバコを
むせながらくゆらせる
テレビをつけて
チャンネル変えてみたけど
こんな昼間じゃ
見たいのがやってない
いつもこうなるんだ、
- Miraika
僕は死ぬまで いったい何回
隣に居るあなたの 名前を呼べるのだろう
誰もがみんな 生まれてすぐに
命の証として もらった贈り物
愛に包まれて 愛を覚えて
出会いと別れ繰り返し こうしてあなたにめぐり会えた
Oh oh oh 僕が優しくあなたを呼ぶ
そのたび心に一輪の花が咲く
- Mr. Kite
代わり映えのしない道 いつものように猫背で駅へと向かう
月曜日の朝は 街にリセットしきれない気持ちが泳いでいた
混み合った車両はせめぎ合っていて
隣の人の香水の匂いに嫌気がさした
もう一方では 足を踏まれた人が騒いでいる
巻き込まれないようにと 吊り革を見つめた
知らないふり 見えないふり 気づかないふり
出る杭は打たれるという
- Neko Ni Nare
そりゃあさ
君にあんなことを言われたら
僕だってやっぱり思うことはある
だけど僕は強く言えない
そのことを君は知ってるから
ああいう態度とるんだなぁ
それならばこっちにも方法はある
どうかこの思いよ届け届け
- Revival
九月の終わりの晴れ間は夏がまだ残っていて
照りつける日差しと共に追憶を連れてくる
夕立が過ぎ去った空 「ソフトクリームのようだね」と
入道雲指さした 君に会いたいなぁ
揺れる揺れる 心と心がまた揺らいでいる
受け入れたつもりでいたのに ah oh oh
いつの間にか 記憶も存在も手が届かないとこに隠すようにして
はぐらかしてた
- Ricerca
溜めこんでしまったら頭をクリーンアップしよう
この今の状況をスイッチングアウトして
手持ちの道具から役に立つもん装備して
地図さえないダンジョンへ さぁ繰り出すぞ
言うなれば人生は手の込んだRPG
失敗も後悔もポジティブに復活
次々迫り来る 否応無しの選択に
- Scarlet
昔から何かをしようとすると
決まっていつでも水を差される
何気ない風景に紛れて一人
雨が降る駅で旅立ちを待っていた
笑っている人 急いでいる人
寄り添うカップル
無邪気にはしゃぐ子供たち
それぞれ荷物を抱え
- Smokin Rainy Blue
会わなくなってからもう
連絡も途切れている
でもこれは単なる失恋とは言わねぇ
"裏切り行為"の範疇
雨にけぶる町田
ヘッドライトの照らした先
身を寄せる男女 見慣れた顔
真夜中の午前0時
- Songliar
ランキングトップの芸術家
量産に走ればレベルダウン
ポップス ロックに
フュージョン ジャズ
"愛の伝道師"って呼ばれたい
相当なテクニックとヒラメキで
秀逸な転調もお手のモン
ほらハイセンスなサウンドが
- Taiyou
雨に打たれている
木の葉のように僕は
ただ押し寄せる日々に
じっと耐えてるだけ
浴びせられている
言葉のナイフもまた
僕の身体を貫いていく
何か―つ成し遂げたら
- Tokyo
下町の 路地裏に 高層ビルの影
昼下がりの束の間に あぁ木漏れ日 東京
スクランブル 人いきれ 点滅信号を急ぐ
大切なものを落とせば 刹那に踏んづけられる
雨が降れば傘をさし 雨風をしのぐのに
止んだなら用はなし どこかに忘れてく
情報の荒波が押し寄せてくるけど
- Wakusei Timer
話したところで また冗談みたい?
まっさらなイメージの 君に酔っていたい
僕がとある言葉を言えば
たちまちホラ煌めき出すんだ
想像次第 さぁ!
君だけを乗せ 君だけを乗せ
彗星みたいに冴えたスピードで
遥か遠くへ 遥か遠くへ
- Zenryoku Syounen
躓いて 転んでたら置いてかれんだ
泥水の中を今日も
よろめきながら進む
汚れちまった僕のセカイ
浮いた話など無い
染み付いた孤独論理
拭えなくなっている
試されてまでも