- Ake-Kaze
飯炊ぐ匂ひ夢の中
温い褥にそっと見る
ホゥホゥと白息光に滲む
細い肩越し菜刻む音
明け風涼しく稲波渡り
幾世の大地に遥々と
永久に石動ぎ無く永久に石動ぎ無く
郷を出で独り夢紡ぐ
- Cheese
例えば泣き虫な事や
誰よりも負けず嫌いで
チーズが好きだとか
ニンジンが苦手な事とか
ご飯を食べてる時の
あなたの顔を見るのが
とても幸せな事
まだまだ伝えきれなくて
- Hito Tsubu No Tane -Love The Earth-
一粒の種この大地と共に
はるかな時の記憶込めたまま
掌に包み耳を澄ませる
聞こえてくるのは遠き旅ささやく
この星の歌よ
種を伝えしもの果て知らぬ旅に
地を這い歩き海を渡りゆく
連なりは今に絶えず
- Jiichan Baachan no Uta
じぃちゃんばぁちゃん
おしゃれをする
じぃちゃんばぁちゃん
二人乗りをする
じぃちゃんばぁちゃん
手を繋ぐ
じぃちゃんばぁちゃん
キスをする
- Kamigami no Hoshi
空を飛ぶ鳥のように風に乗って
この思いあなたへと届きますように
幾千の島々に生きる人々や
緑舞う山々を眺めながら
悲しみの日々
どうか終わりますように
こんなにも美しい世界で
長い長い歴史のページをめくるたび
- Koe
その声に守られていた
遠く離れて初めて知った
人は皆誰かを思い
生きている事噛みしめる
キミに何ができる? コトバにしたら
何故だろ涙がこぼれて止まらない
誰か私を呼んでいる
誰か私を抱きしめる
- Michikusa
街角の風吸い込み君のこと思った
名前さえ忘れていた
あの頃は二人
揚羽をただ追いかけながら
遊んでただけ
昨日見た夢の中
君がね必死に叫んでた
くちびるが動くたび
- Omoi
燃え盛る想い月の夜に唄う
届かぬ指先見つめては君想う
沈みかけてたタ日が惑う
昇りゆく月の背目にして
息止まるほど揺らぎ増す波
一時だけでいい一緒に居させて
儚いほど美しいのならば
今燃え尽きていい
- Senaka
あなたの背中の匂いをかぐのスキ
いとしさあふれて涙がでそうよ
もっとひとつになりたいあなたと
どうして二人ははなれているの
時々想うよ今この幸せを失った時に
私の体はその重さにたえられるかな
ずっとあなたと一緒にいたい
- Snow Drop
小さな雪だるまうまく作れたから
早く見て欲しくて部屋に飾っていた
uh 溶け出す前に uh 私も見つけて
抱きしめて微笑んで
それだけで uh いいの
愛しさをそのままぬくもりで
今伝えて窓を開けて風に祈る
- Yamanotesen
乗るはずの電車ふたつ
見送ったホームで
あなたの手離せぬまま哀しい時計
なによりも大事なこと
言いそびれたような
もどかしさ抱えたまま
じゃあねと笑う
ふと見せたまなざしが